温泉で痔が治る理由

温泉に行けば痔を治す事ができると信じている人は少なくありません。
では、何故温泉に行く事で痔が解消されるのかと言えば、原因は血流にあります。
いぼ痔の原因は血液の流れが悪くなりうっ血する事であるため、温泉で血流が良くなれば解消されます。
そのため、いぼ痔の場合に温泉で治療を行うというのは、悪くない選択肢です。

しかし、切れ痔の場合は血流が良くなる事で切れた場所から血が流れる事になります。
そのため、温泉での治療は良いとはいえません。
いぼ痔の人であれば温泉、切れ痔であれば薬を塗って治すのが良いでしょう。

ただし、温泉は温かいお湯につかる事で血流を良くするという場所です。
つまり、自宅でもゆっくりお風呂につかれば温泉と同じ効果を得る事が可能です。
また、温泉の成分が保温や血行促進に効果的という場合には入浴剤を利用する事で同じ状態を作る事ができます。

普段はお風呂に入らずシャワーで過ごすという人も、痔の恐れがある場合にはお風呂生活を初めてみましょう。
血行が促進される事で痔の治療ができるだけでなく、健康にも効果があります。
血行不良が痔の原因となるため、お風呂生活に加えてお酒や煙草を治療期間中だけでも辞める事で素早い解決が可能になります。

パートナーが気付く

肛門の異変というのは、日々の生活の中でも気付けない事も多い異変です。
毎日少しづつ痔は悪化していくため、気づかないうちに大きなトラブルになってしまうことも少なくありません。
そのため、自覚症状がないまま症状が悪化している事も多いために注意が必要です。

女性に多い痔の発覚の一つに、パートナーからの指摘というものがあります。
これは、性的なコミュニケーションの際に肛門が露出し、その結果異変を指摘されるというものです。
自分自身の肛門の様子は、なかなか普段からチェックするという人はいません。
その結果、パートナーから指摘される事で痔が発覚する事になります。

この恋人からの指摘というのは、とても恥ずかしいものであるため、ショックを受けてしまう人も少なくありません。
そのため、指摘される前に自分で発見し治療を行う必要があります。
排便時や椅子に座った際に違和感があれば、それは初期の痔が原因である可能性があります。
日々の生活の中で少しの違和感に注意する事で、痔の早期発見に繋がり、適切な治療を行う事が可能です。

恥ずかしい思いをしないためにも、食生活や生活態度などに気を使い、痔にならない為に努力する必要があります。

脱肛とは何か

痔は多くの人が経験する国民病として、高い知名度を持つ病気です。
切れ痔、いぼ痔、痔ろうなど、それぞれの症状について詳しい知識を持つ人も少なくありません。
しかし、脱肛という病気に関してはあまり詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
実は、脱肛というのは痔が悪化する事が原因で起きる病気でもあります。

では、具体的に脱肛がどういった状態かと言えば、直腸粘膜が肛門外に飛び出た状態です。
つまり、正に痔そのものであると言えるわけです。
内痔核が飛び出る事により、下着と擦れ傷みが生まれ、同時に下着に腸粘膜が付着し汚れてしまう事もあります。

脱肛と聞くと、聞きなれない言葉のために不安に感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、状態によっては自力で押し戻す事もできるため、それほど心配する必要はありません。
ただし、病院で適切な治療を行う必要があるため、肛門科を受診すべきです。

また、脱肛と間違われる事の多い症状に脱腸というものがあります。
脱腸と脱肛は言葉は似ているものの、全く違う状態を指す言葉です。
脱腸とは、腸が太股の付け根などに飛び出してしまうというものであり、最悪の場合は壊死してしまう事もある病気です。

いぼ痔は女性に多い

女性はホルモンの影響から便秘などになりやすいという話を以前しました。
便秘が原因で切れ痔が発生しやすいことから、男性と比べて女性の方が痔になりやすい傾向にあります。
しかし、実は切れ痔だけでなくいぼ痔も女性の方が男性よりも多いとされます。

女性と言えば切れ痔というイメージがありますが、実はこれは切れ痔が顕在化しやすいというのが原因です。
切れ痔の場合、出血や傷みという形で痔の症状が分かりやすく顕在します。
そのため、痔に悩む女性の多くが切れ痔という症状に悩まされています。

しかし、いぼ痔の場合は傷みが無いだけでなく、状態に気づいていないという人も少なくありません。
症状が悪化してしまってから、痔の存在に気付く隠れいぼ痔を持つ女性が多いと言えます。
そのため、イメージの上では女性といえば切れ痔とされましすが、実際はいぼ痔を持つ隠れ痔主も多いのです。

また、女性が痔になりやすい理由の一つとなるのが生活習慣の変化にあります。
女性は結婚や妊娠、出産、子育てなどライフスタイルが何度も変化していく事も少なくありません。
その結果、今までとは違う生活の中でお尻に悪影響が発生してしまう事があります。
同様に、男性の場合でも定年後の生活の変化が原因で痔が発生するという人も少なくありません。

煙草のニコチンが問題となる

煙草に含まれる成分の中で、最も痔のリスクを高めるのがニコチンと呼ばれる成分です。
これは、煙草の葉に含まれる天然成分であり、優しい刺激とリラックス効果を持ちます。
喫煙者の多くが、このニコチンの持つリラックス効果を求めて煙草を楽しんでいると言っても過言ではありません。
また、このニコチンには依存性があり、禁煙ができない理由の一つと考えられています。

では、何故このニコチンが痔に悪いかと言えば、ニコチンが血管に作用する効果が理由です。
ニコチンは体内に摂取される事で、血管を収縮させる効果があります。
つまり、煙草を吸う事で肛門周辺の血管が収縮してしまい、血行が悪くなってしまう事に繋がります。
この結果、うっ血状態になってしまい痔ができやすく悪化しやすい状態が生まれる事になります。

煙草は痔に悪いため、痔持ちの場合は悪化を防止するためにも禁煙をお勧めします。
また、痔だけでなく肺癌など呼吸器系の病気の原因として挙げられる事も少なくありません。
健康に毎日を過ごす為にも、日々の健康リスクを考えた生活が必要です。
嗜好品として楽しむ煙草も酒類と同様に痔を引き起こす原因となるため、健康と天秤にかけてどうするべきかを考える必要があるでしょう。

酒類は痔の大敵

全身の血行を良くする事ができれば、代謝が高まり様々な病気の予防に繋がるとされます。
そのため、適度な酒類の摂取もアルコールにより体内の血液の流れが活性化され、健康に良いとされます。
こうした理由により、痔持ちの方の中にもアルコールは痔に良いと考える人は少なくありません。
しかし、実はアルコールの摂取は痔にとって大きなトラブルを巻き起こす原因となります。

アルコールの摂取によって血行が良くなるのは、摂取後の1時間程度という限定的な時間です。
その後は、血管を細くしてしまう作用が発揮されるため、逆に肛門付近の血の巡りが悪くなります。
この結果、痔の原因になるとされる肛門部のうっ血状態を引き起こす事になります。

また、一時的に血行が良くなる際にも、痔の粘膜が腫れてしまう事もあり、余り痔に良いとは言えません。
トイレが近くなり、下痢症状を引き起こすケースもあり、当然ですが痔に下痢というのは大敵となります。
痔を持っていない人が痔になってしまう原因の一つがアルコールの摂取であるとも言われ、既に痔持ちにとっても危険な嗜好品です。
硬すぎる便は肛門に負担が掛かりますが、勢いのある下痢は肛門への負担の掛かり具合が非常に大きいため注意が必要です。

貧血の原因は痔にある

突然の目眩や息切れ、貧血というのは様々な症状を持ちます。
特に女性に多いと言われる貧血ですが、実は痔が原因というケースもあります。
切れ痔などの場合、傷から血液が流れ、人によっては大量に出血してしまう可能性があります。
この際、体内の血液が失われ鉄分が不足する事によって貧血が発生する事になります。

痔と貧血は無関係と考える人もいますが、出血が原因で貧血が発生するため、関係は多いにあります。
女性に貧血が多い理由となるのが、生理時に血が流れる事であるため、痔による出血で貧血が引き起こされる場合もあるのです。

貧血が発生した場合、目眩や息切れなどが起き、視界がブラックアウトする事もあります。
階段や外出中などにこの症状が発生すれば、場合によっては重大な事故が起きてしまう事もあります。
痔に悩んでいる場合には、貧血になる可能性を考慮して生活をする必要があるのです。
そのため、鉄分を豊富に含むほうれん草やレバーなどを意識して摂取することで、貧血に対処する必要があります。

また、人によって貧血の症状というのは大きく違い、貧血の程度と症状は一致するとは限りません。
ちょっとの貧血でも、劇的な症状が発生する可能性もあるため、常に注意をする必要があります。
痔持ちの方で貧血の症状がある場合、痔を治療すれば貧血が改善される可能性もあるため、治療はしっかり行いましょう。

温水便座症候群

ウォッシュレット機能を持つトイレは、家庭でも普及しており、快適に排便や後処理を行う事ができる設備です。
海外でも、日本のウォッシュレットはある種のトイレ革命として人気があります。
しかし、このウォッシュレットが普及した事により、切れ痔となってしまった人が急増しているという現実もあります。
また、切れ痔だけでなく、肛門湿疹の原因ともなっており、これらの症状を合わせて温水便座症候群と呼びます。

温水便座症候群では、お尻を洗浄し過ぎる事により、肛門の皮膚がかぶれてしまうという病気です。
かぶれによって、肛門が痒くなってしまうため、肛門が汚れている事が原因と勘違いしてしまい、余計に肛門の洗浄を行う事に繋がります。
その結果、かぶれの悪化や水流を強くし過ぎる事による傷が発生してします。

かぶれや切れ痔は、一度発生すれば完治するためには時間が掛かる症状です。
切り傷やかぶれができれば、排便時の不快感だけでなく出血や痒みで集中力の低下などを引き起こす可能性もあります。
お尻に違和感を感じた場合には、自分で判断するのでは無く、肛門科を利用して適切な処置を受けるべきです。
ウォッシュレット付きトイレは便利で快適であるものの、温水便座症候群になってしまわない様に注意が必要です。

トイレは短時間で済ます

便秘の際、もう少しで出そう、まだ残ってる気がするなどの理由で、長時間トイレに篭ってしまうという人は少なくありません。
しっかり排便ができれば気持ちが良いものですが、長時間篭ってしまう事によって痔になってしまったり、痔を悪化させてしまう可能性があります。
無理に出そうとし、大きな声を出したりくしゃみの勢いを利用する人がいますが、出血の原因となってしまうため注意が必要です。

排便の最適時間は3分~5分程度とされており、10分以上力み続ければ痔を引き起こす原因になるとされています。
そのため、無理矢理に排便を行うのではなく、自然と排便が促される様な食生活や肛門括約筋のトレーニングを行うべきです。
排便しやすい食事と、排便後の肛門のトレーニングを行う事で、素早く切れ味の良い排便をする事が可能になります。

また、毎日同じ時間に排便を行う事を心がける事で、ある程度便意の時間をコントロールする事が可能です。
こうした習慣的なトレーニングを続ける事によって、快適な排便生活と痔の予防に繋げる事ができます。
ただし、短時間の排便を意識するあまり、強くいきみ過ぎれば痔の原因となってしまうため、無理のない状態で排便を行いましょう。

お尻に良い食生活

痔が悪化すれば、外科手術を行う必要があるため、悪化する前の段階で治療したい病気です。
しかし、どれだけ治療して一時的に良い状態になったとしても、再発してしまう可能性は存在します。
便秘や生活スタイルなどが原因で痔が生まれている場合には、根本的な改善をしなければ完治したとは言えません。
そのため、毎日の食生活を見直す事で、痔の原因となる要因を取り除く必要があります。

痔の原因と言われる便秘は、食生活によってある程度改善する事が可能です。
まず、重要になるのが排便を促しやすい食生活を送る事であり、そのポイントとなるのが食物繊維です。
現在の日本人は、食生活の欧米化により牛肉や豚肉などを摂取する機会が増加しています。
これはファーストフードの普及が理由とされており、野菜を摂取する機会の低下にも繋がっています。

肉類ばかりを摂取する生活の場合、食物繊維の摂取量が少なくなってしまう事により便秘が起きやすくなります。
そこで、意識的に食物繊維が多く含まれる食材を摂取する事で、適度な排便を促す必要があります。

食物繊維が多く含まれる食材としては、ダイコンやゴボウなどの根菜類です。
他にも昆布やワカメなどの海藻類にも多く含まれているため、これらの食材を意識的に摂取していきましょう。
食生活が改善され、便秘を解消する事ができれば痔の再発リスクを低くする事ができます。